2013年4月11日
約1世紀生き抜いたおばあちゃん
いつもありがとうございます。
今、松本は桜が満開の時期を迎えています♪冬の寒さが身にしみた分、開花の時期が遅くなるかな~なんて思っていましたが、帳尻を合わせるかのように例年とほぼ同じ時期の開花となりました。この時期に食べる旬の野草には冬場に蓄えてきた身体の毒素を排出させる効果があるとか…空気も陽射しも食べ物もいよいよ春です(^O^)/
先週の4月3日、私の祖母が他界しました。満97歳。享年99歳でした。
約1世紀にわたって大正、昭和、平成と川合家のみならず、激動の日本を陰日なたなく支え続けた、一つの歴史が終わりを告げたと言ってもいいくらい、地道にコツコツ利他の精神で働き続けたおばあちゃんです。夫であるおじいちゃんは、戦争から帰ってきて人生の半分を病院で過ごし、おばあちゃんの息子である私の父は、私が小学校3年生の時に他界していますので、苦労も人一倍乗り越えてきたのかなと思います。もしかしたらそんな悲しみも感じる間もないくらい多忙で、人様の為に尽くした人生だったのかなとも思います。
今、新聞やテレビ、ラジオなどいろんなメディアを通じて、親子間や学校などで、命を粗末にしてしまう事件が目や耳から入ってきます。本当に残念なことです。そう思うとおばあちゃんが大切にしてきた【生き方】を私たちがこれから何らかの形で受け継いでいく事が、最高の供養になるのかなという気がします。私の息子や娘が人の【死】に直接触れたのも初めてで貴重な経験もしましたし、これからいつ何時どんな事が起こるか分からない時代に、親戚が集まって横のつながりを久しぶりに確認出来たのも、最期におばあちゃんがしてくれた【お努め】だったと思います。
今こうして私たちが何不自由することなく、お客様の幸せづくりのお手伝いができるのも、先人達が歯を食いしばって質素倹約に生き、日本を支えてきてくれたからに違いありません。そう思うと普段何気なく食べているものも、夢ハウスの樹齢300年の赤松の床板も樹齢1000年のヒバの土台もみんな【命】ですから、粗末にしてはいけませんね。生かされている事に改めて感謝です。
以上、今回は真面目過ぎる川合でした。